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交通事故紛争処理センター仙台支部事務局長の送別会 [交通事故]

交通事故紛争処理センター仙台支部事務局長の送別会がありました。

弁護士が40名ほど駆けつけ、盛大な会合となりました。
仙台弁護士会は全員で300名プラスアルファなので、
40名が一堂に会することはなかなかありません。

事務局は、センターの常勤職員で構成されているので、
事務局長も弁護士ではありません。
それなのに、これだけの弁護士が集まるということで、
妻も、不思議がっていました。

考えてみたら、裁判官が退職すると言って弁護士が送別会をする
ということもないですし、
弁護士会の職員の場合もありませんね。

センターは、10数人の弁護士が、
通常任期4年で、あっせんを担当します。
そのうちの一人がもう2年担当します。
そして、あっせん委員とは別に、
ベテランの弁護士が審査委員になり
大学の先生と一緒に、
あっせんでは解決しなかった事案の審査を担当します。

あっせん担当の弁護士は、月3回センターであっせんを担当します。
そのほかに月1度、会議をし、事例検討も行います。

これらの下段取りをすべてしていただいているのが、
センターの事務局なのです。

裁判所の調停員の仕事も、
日弁連交通事故センターの仕事も、
多少の事務的な作業があるのですが、
センターの業務は、
一切の事務的作業が無く、
あっせんに専念できるというところが特徴かもしれません。

送別会であいさつのご指名があり、
話しているうちに、実感しました。
改めて考えないと気がつかないものです。

センターは地方に一つということで、
東北には、仙台支部だけです。
東北各地の事例が集まってきます。

相談からあっせん、審査とすべて無料なのですが、
他県からいらっしゃると、交通費と時間がかかるわけで、
本当はもっとあった方がよいのでしょう。

センターでの仕事は、
弁護士と事務局との共同作業のところがあって、
月4回のおつきあいは、かなり濃密だったのだと思います。

センターの利用規則等もあって、
本当は、色々制約もあるのでしょうが、
あっせん委員はそこまで習熟している人は少なく、
事務局に聞けば何でも教えてもらえるので、
その点は頼り切っておりました。

センターの場所は、
弁護士会や弁護士の事務所から少し離れているので、
月4回というのは、なかなかしんどかったのです。
しかも午後1時30分から4時30分という
いい時間を拘束されるということもなかなかしんどいです。

それでも、センターのドアを開けると、
にこやかに応対していただいて、
ボードをみて、よし、新件2件継続1件、やるかあという気持ちに
なれたのは、
事務局の和やかな雰囲気があったからだと思います。

嫌みのない笑顔というのは難しいものだと思います。
また、腰の低い方でありながら、
大事なところは毅然として対応できるということも
おみごとです。
近くにいらっしゃるだけで、こちらも居住まいを正すことができる
そんな雰囲気をお持ちの方です。

定年退職ということですが、
もったいないという全員一致の意見でした。

私も間もなく6年の任期が明けて、センターを卒業するのですが、
送別会に集まった弁護士メンバーの豪華さをみて、
なんかもったいないような気もして、つい、
毎年1度は、局長を囲んで研究会を開きませんかということを言ってしまい、
じゃあおまえが段取りとれということになってしまいました。

実現したら、素晴らしいと思います。
しかし、みなさん覚えているでしょうか。

法律的問題を一つと
自動車工学か、交通事故被害者の心理学みたいな
基礎的周辺的問題を一つとか、
実は、構想を持ち始めているのであります。


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