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第9回 仲直りのサインを作るということ 降伏は幸福を生み出す コロナ禍を活かした家族メンテナンスのヒント9 [家事]



私の勝手な感想ですが、
むしろ小さい喧嘩を繰り返していった方が、
夫婦としては熟成していくのではないかと思います。

離婚事件で、一方は同居時は喧嘩をしたことがないという主張をしても、
他方が「本当はこうしてほしかったのに、してくれなかった。」
みたいな主張が出されることがあり、
どちらかが我慢していただけだったなんてこともあるわけです。

じゃあ、そのときに言えよと思うわけですが、
なかなか心を言葉に置き換えられなかったり、
声に出すことが心理的にできなかったりと、
言えなかった事情というものもあるようです。

その都度話し合いで解決するのが理想です。

理性的な話し合いができなくても、
文句を言ったり、ヒステリーを起こしたりという場合は、
多くは、その人は相手に対して安心感というか愛情を持っている場合です。
言葉に出すことが肝心だと思います。

でも喧嘩をしてしまうと、
怒りという性質から、言わなくても良いことも言ってしまうわけですから、
必要以上に気まずくなるわけです。

人間の心理として、
先にごめんなさいとか、自分が悪かったということはなかなか言えない。
まだ、自分が怒った言い分を引きずっているということもあります。

解消方法が見つからないまま思いのほか引きずってしまう原因になることもあるわけです。

先ず、けんかの原因は、たいていはどうでも良いことです。
どうでもよいということを必死に考え抜きましょう。
すくなくとも、パートナーを悲しがらせるほどのことではないということに気が付きましょう。

そして仲直りしたいという気持ちを持つことが先決です。

そして、まずどちらかが、何かアクションをする。
例えばけんか前の話題を何事もなかったように話し出す。
例えば握手を求める。
例えばコーヒーを淹れる。
これ自体とても理性的な行為です。

次も肝心です。
その仲直りのサインが出されたら、必ずそれに応じる。
どんなに不満があっても応じるということです。
もうその話はどうでもよいと思っても話をあわす。
手がべとついていても握手に応じる。
コーヒーの気分ではないけれどとりあえず淹れてもらう。

これができるようになれば、人生は豊かになることでしょう。

但し、けんかの場合であって、一方的な暴力や脅迫の場合はまた別の問題ですよ。


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