SSブログ

児童虐待をしてしまう親の方の駆け込み寺をどうつくるか [家事]

地元紙である河北新報夕刊で、虐待と向き合う
というシリーズが始まったようです。
第1回目は監察医の河野朗久先生のお話しでした。

虐待する親も、最初から愛情が無いわけではない
どうやってしつけをしていいかわからなくなり、
体罰がエスカレートして行ったり、
食事を与えない育児放棄をしたり、
子供が衰弱して行ってはじめて
「このままではいけない」という気持ちになり、
色々手を尽くしたり、匿名で自分を告発したり、
だけど時遅くして、子供が死んでしまったということが多いそうです。

育児の孤立という現象が、
親を追い込んでしまっているという点を指摘しています。

たまには夕刊も読んでみるべきだと思いました。
これまで、自分が主張していたことが
もっと良質な形で簡潔に説明されており、
感銘を受けました。
何か理由があるという、科学の視点もはっきりされています。

以前親権法の問題や、子育て支援の増設ということで、
お話ししましたが、
親に対する援助、指導、あるいは話し相手こそ、
児童虐待の特効薬だと言い切ってしまいましたが、
真理を含んでいたようです。

じゃあ、どうやって孤立を解消するかということです。

子育て支援センターの充実と、
巡回子育て支援、町内会の集会所をフィールドとし、
保育士と年配者による、子供たちの遊びの場の設定、
等々言っていましたが、先の話になってしまいます。

虐待する親は、途中から、自分のしていることが虐待ではないかと
感じだすそうです。
誰かに相談したいのだけど、
警察に捕まるのではないかとおそれて、
だれにも相談できないそうです。
捕まってもいいからなんとかして欲しいという時には、
既に手遅れになったいるようです。

子供のホットラインはあるけれど、
むしろ、虐待する側のホットラインが無いのではないでしょうか。

自分のかかわりの中でも、
法務局の人権相談は、結構役に立つと思います。
虐待する側の親の話を粘り強く聞いてくださると思います。

弁護士はどうでしょう。
粘り強く聞く弁護士もいれば、
なんか理解の無い弁護士も多いような気もするなあ。
そんなことないかなあというレベルでしょうか。

ただ、電話で相談を受けて、話を聞くことはできるでしょう。
子供の様子を聞いて、
ともかく小児科等に行くことを勧めるでしょう。

また、警察に捕まっても、
あなたとお子さんの長い人生の中で、
考えるほど大したことではない。
それよりも、ここで区切りをつけないことが
取り返しのつかないことになるよ
なんてことを言うことは、可能でしょう。

だけど、日常的に発生する
子育ての悩み、不安を、
どう解決していくか、
腰を据えて受け止めることができるか。
不安もあります。

虐待する親の支援組織というのが
あればいいのですが・・・

河北新報夕刊のシリーズに、
当面期待して、夕刊を読んでみます。

****

パワハラする上司の駆け込み寺も必要なのかな。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0