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10日ぶりに救助された16歳に、インタビューする報道機関を批判します。2次被害の危険 [災害等]

テレビを見ていたら、
震災後10日ぶりに救助された
16歳にインタビューをしている
ところが映し出されました。

何をやっているのか
本人や父親や病院の許可を得てと言っても、
犯罪的だと思う。

震災のメンタルヘルスでは、
無理に震災のことを思い出させるような
問いかけをするなということは、
基本中の基本とされている。

震災の状況、10日間の状況を
根掘り葉掘り聞いているが、
本人は目も十分開けない状況ではないか。

なぜ、許可をしたのか、
私にはわからない。

なぜ、今、
救助された翌日にインタビューをしなければならないのか、
新規性、報道価値という
マスコミの論理しかそこには無い。
被災した本人のメンタル面についての配慮は
全く感じられない。

医師や、親を通じて取材をするべきだとおもう。
身体的な健康状態がどうあれ、
10日間倒壊した家屋に閉じ込められていたのだkら、
メンタルケアは必要であることは疑いない。
メンタルケアが必要な場合に備えるのではない。

苦しい時を思い出させることのデメリットを
本人や親にきちんと伝えたのか、
これを伝えないで許可を得たというならば、
マスコミは、非道である。
これを伝えて許可を得たというならば、
その旨、視聴者に知らせるべきだと思う。

取材を申し入れる前に、
きちんと、そういうところを
勉強しなければ、
マスコミが被災者を追い詰めることになると思う。

実際避難所で、
被災者からどなられているインタビューも流されている。
精神状態について、
どんな被災地マニュアルにも書いてあるようなことを、
事前に徹底して欲しい。

誰の為の報道なのか、
なんのための報道なのか、
知りたい人の知りたいことをただ電波に乗せればよいのか

また、救助の不手際を印象付けようとしたような質問をして、
16歳にたしなめられている様子も見られた。
死に物狂いで、休みなく創作活動をしている人たちの気持ちは
どうなるんだ。

何百、何千というご遺体が
安置場所に安置されるのは、
がれきの中から遺体を見つけて
安置場所に安置する人間の手作業がある。

私は、なんとか、
自衛官や警察官のメンタルヘルス、
健康チェックをして欲しいと思うし、
せめて、1週間に1日は休みを作って欲しいと
思っている。

あまりにも人の気持ちを想像できないマスコミが多すぎる
ような気がする。

ただ、相手の気持ちを考えるだけでもだめ。
きちんとこれまでの教訓がどこかにマニュアルになっているのだから、
最低限の知識は身につけて欲しい。

死に物狂いで過労死しそうな自衛官や警察官を批判するより、
穏やかな曇り空を「天候不良」と言って言い訳にしている人を
どうして、迅速に原発の対策を要請しなかったか
その原因と構造を突きとめる活動をするべきではないのか。

できることしない人を批判するべきだと思う。
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