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震災特集番組を見て気分が悪くなったこと、救われた投稿記事 一般公務員のご苦労にもっと光を [災害等]

ここ何日か、震災関連番組が目白押しだった。
大丈夫だと思って、随分見てしまった。

何日か前は、寝る前に、
パンドラの小箱みたいな様々な化物が
体中を襲うような奇妙な感覚になったし、

11日は朝から重く、
上からのしかかられるというより、
腹をつかまれて、下に押し下げられる
というような感覚だった。
自然と半泣きになっていた。

要するに3年しか経っていないのだ。

実際に宮城県の被災者として
テレビに出てくる人の何人かは、
生きている時に、話をしたことのある人だ。
親戚だったり、友人だったり、
知り合いの知り合いの知り合いくらいで
ほとんど8割以上だろう。

津波の映像が流れるが、
要するに自分の関係者が死ぬ瞬間なのである。
そこに自分の知っている誰かがいる可能性がある。
インターネットで遺体の映像が流れることがあるが、
自分の家族の遺体を晒したいか。

おそらく、こういう感覚は、
よほど感受性がない限り、
被災地の住人という感覚なのだろう。
被災以外にもいろいろな
他人に対する支援はあるけれど、
その難しさを自分でも感じる契機になった。

それから、震災番組の多くが、
被災地以外の人たち向けに作られているのだろうな。
復興という娯楽が提供されているのだろう。

本当に何かを伝えたいなら、
例えば、遺体捜索以外の
被災地の公務員の活動を紹介して欲しい。

震災で、自分の子どもの安否も確認できず、
学校で、父兄が迎えに来るまで、
他人の子どもを励まし続けて、
最後の子どもが引き取られるまで、
学校に居続けたお母さん先生。

自分の家が津波で流されたにもかかわらず、
家に帰ることもできずに
避難所を回ってメンタルヘルスケアを行った
保健師さん。

仮設住宅で、情報が入らないで不安が募り
クレーマーみたいになってしまった住民に、
明らかに寝不足の目を血走らせながら、
ひたすら謝り続けた市役所の職員、

そして、命をかけて避難誘導をしていた
職員の方々。
この方々が、命をかけて公務を全うした
とは認められていない現実。

こういう方々を紹介して、賛美して欲しい。

昨日はかなりネガティブな状態でした。
酒飲んでもさっぱり酔えない。

そんな時、フェイスブックで、
震災後のお子さんの成長と
家族の絆の深まりについての
ご報告の投稿がありました。

初めて暖かい涙を感じました。
失ったものもあるけれど、
得たものもあるというメッセージをいただきました。

震災特集をするなら、
こういう地に足がついた
生活の息吹を込めた
番組を制作して欲しいと切に願います。

間一髪とか、スリルとサスペンスとか、
そういうのは、被災地以外でやってほしい。


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