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35度に達した日の部活動は中止することで、学校、教育委員会は保身を図るべき [事務所生活]

東北各県の県庁所在地も猛暑日が予想されています。

こういう日でも、部活動が行われ、
子どもたちは、熱中症の危険にさらされています。
ところが、子どもたちは、
「部活動に行かなければならない。」
という意識を植え付けられていますから、
自分のことを守ることまで思い至っていません。

そのくせ、なんで昔の大人たちは
戦争なんて愚かなことをやったの?
と問いかけてきます。

「まさにあなたが自分の健康を顧みずに
 部活動に出かけていくことと似ているんだよ」
とお話ししたいところです。

わりと室外で行われる部活動は
熱中症対策を意識しているようで、
水分補給や休憩を意識的に取り入れている
ところも多くなっています。

問題は、室内での部活動です。
室内ということで、科学的な対策を
行っていないことが多いようです。
しかし
熱中症は、多くは室内で起きている
のです。

室温が30度以上ということは
かなり危険な状況です。

こういう状況の中で
部活動を開催することは、
当然安全配慮義務に違反する可能性が
極めて高くなっており、
どんなに隠ぺいしても、
気温は気象庁が公表しているので、
逃げ場がなくなります。

生徒が熱中症になった場合
学校や教育委員会は、責任をとらなくてはなりません。
死亡でもしたら
莫大な損害賠償の対象となります。

これ程、連日ニュースで熱中症の報道がある中で、
性懲りもなく、危険な行為を続けることは、
大きな非難も巻き起こすでしょう。
テレビの取材もある上に、
業務上過失致死傷の
刑事事件にもなりかねません。

当然、管理者たる校長、教育委員会は、
重大な処分の対象にもなるでしょう。

外気温いかんによっては
部活動を停止するか
短時間とするのが、無難だと思います。

::::::::::::::

こういうトーンでお話しすることが現実的なのでしょうね。

昭和の先生なら、
教え子をわが子のように考える先生も多く、
自分の子どもだったら、
炎天下で遊ばせないように、
無理をさせることはなかったでしょう。

今の管理職をはじめ
信じられないくらい他人事だと
感じさせるエピソードには事欠きません。

震災の年、
少なくない割合の父兄が、
わが子に対する放射能の心配をしていたときに、
福島原発から3ヶ月程度で
半年間放置していた室外プールの掃除を
児童にさせた学校もありました。

危険性が証明されていないからやらせるのでなく、
安全性が証明されていないからやらせない
というのが、親身な大人の考え方でしょう。

夏休み前も部活動停止ということはありました。
外気温が高いためという理由でした。

それでも室内や大会が近い部活動は
敢行したわけです。
それもわからなくもないのですが、
健康は二の次になっています。
また、「室内であること」に対する
非科学的な過信も見受けられます。

夏休みの方が、さらに数度外気温が高いのに
このような措置もないようです。

また、いじめの問題でも
自分の子どもの年齢のような教師が
一人で悩んでいても
一緒に共同して対応するということが
どこまで、行われているのでしょう。

東芝の社長のように
「いじめを早く解決しろ」
という結論だけを押し付けている
という学校は少数派なのでしょうか。

全く他人事以上に、
他人は人間扱いしない、
という風潮を危惧してなりません。

自分の責任が追及されないように、
「被害者に我慢させて
 いじめや、対人関係を処理している」
ということは少数派でしょうか。

もし、これらの危惧の通りだとすれば
子どもたちも、それでよいんだということになるのではないでしょうか。

自分の不安を、
誰か弱いものにあたりちらし
反撃されないように徒党を組む
数の力で、少数者を排撃する
いじめが起きるのは当たり前だということになります。

そうだとすると、
道徳や正義や思いやりを解くのではなく、
保身の方法を提案するしかないということになり、
本日の第一部の記事の表現となりました。




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