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【緊急警鐘】イソジン(ヨード)の誤用は重大な副作用が起きます。良薬の落とし穴。なぜ弁護士が呼びかけるか。 [家事]

誤解しないでいただきたいのは、
イソジンは、良く効く薬です。
先月、私自身
歯茎を傷つけたことから細菌感染を起こし
腫れあがった上に膿まで出てきてなかなか治らず
病院になかなかゆけないで困っていたところ、
ふと思い立って、イソジンを用法のとおりに薄めて使用して
患部をゆすいだら
2,3回の使用でたちまち腫れがひいたという
体験をしたばかりなのです。
水道水の洗浄ではこうはいきませんでした。

正直イソジンと正露丸には信仰のようなものさえ持っているのです。
あとモーラステープですね。

但し、どんな良薬でも薬ですから副作用は必ずあります。
イソジンに含まれるヨードの場合は、
甲状腺モルモンの体内合成を阻害する副作用があるので、
これを習慣的に使用してしまうと
ヨードの体内過剰摂取が起きてしまい、
甲状腺機能低下症をおこす危険があります。

甲状腺機能低下症は、
様々な症状を起こしますが
甲状腺ノート(非医療関係者)3 甲状腺機能低下症
倦怠感(このために家事や仕事ができなくなってしまう)
うつ病のような精神症状、つまり、
悲観的な傾向、過剰不安、意欲の低下、妄想的な被害意識
身体的影響も出てくるようです。

どうしてこのようなことを弁護士が言うのかという理由ですが、
俺は知っているぞ的な知識ひけらかし、しったかぶり
というのもあるのかもしれませんが、
業務上、患者さんによく出会うからです。

対人関係トラブル(離婚、職場のトラブル、近所づきあいトラブル)に
よく出てくる病名だからです。
甲状腺ノート(非医療関係者)を作成したいきさつ

しかも、病気が原因でさしたる理由がないにもかかわらず
夫に不信感を持ち始める妻に対して
「あなたは悪くない。それは夫のモラハラです。DVです。」
なんて言ってアドバイスをする公的支援者たちが多いものだから
無駄な離婚が増え、子どもたちが父親に会えなくなる
というケースが多発しているのです。

病気が原因だと分かれば
治療を受ければある程度は、精神症状、身体症状も落ち着きます。
また、病気を理解することによって双方の誤解も解け
温かく見守る方法も探し当てることができるのです。

患者さんは、治療を受けることによって
より重篤な状態にならなくてすむわけです。

この治療や相互理解の機会を、
甲状腺機能異常という概念を知らないために放置され、
離婚して何年もたつのに、
理由のない夫に対する恐怖感情が継続している人たちを見ています。

人間関係の修復を目指すものにとっては
天敵のような病気です。
だから、無駄にこのような疾患にり患する危険から守るために
この記事を書いているのです。

さて、問題はここからです。

ヨードを過剰摂取しても
健康体の人は一時的な症状が出るだけでおさまるようです。
元々甲状腺機能に問題がある人などに
甲状腺機能低下症の発症や症状進行が見られるというのですが、
実は甲状腺機能低下症は
かなり多くの人がり患しているのに
なかなか発見されないという特徴があるそうです。

アメリカでは人口の10パーセントが甲状腺機能低下症にり患している
とアメリカの専門医が言っていました。

日本でも見過ごされている甲状腺機能低下症が
実はかなり多くある可能性があります。
見過ごされる理由があるからです。

健康診断で検査項目がないことが多いということもありますし
触診で甲状腺機能異常を疑うことができる専門医が少ないという問題もあります。
また、うつ病や統合失調症、認知症と誤解されて適切な治療をされないこともあるようです。
さらには、さまざまな婦人科疾患と間違われる場合もあるようです。

多いのは、程度の軽い甲状腺機能異常です。
性格や人格に問題があると誤解されたり
倦怠感の症状をなまけ病ということで非難されたりしていることです。
大事な人から誤解されたり
自分自身を誤解して苦しんでいる人が多いようなのです。

きちんとした服薬で症状が抑えられ
無駄に苦しむことがないことが多いのに
発見されにくいので適切な治療を受けられないという問題があるそうです。

そこに来てイソジンの過剰摂取で症状が重篤化したらと思うと
心配でなりません。

イソジンの紹介のされ方が誤用を招くされ方だという問題が一つあります。
予防のために、心配に任せてうがいをしていたら
コロナが収まるまで長期にわたって使用する危険があります。
単なるうがい薬だという誤解を与えれば
用法を守ることに注意が向かない危険もあるでしょう。
簡単に過剰摂取になってしまう危険があるわけです。

さらに、コロナが陰性になるということも大きな問題です。
症状が出て、感染や発症を自覚している人たちが
隔離を恐れてイソジンを使用して
医療機関などに行かない傾向が出てくる危険はないのか
ということを考える必要があるということです。

これは大きな問題を引き起こすでしょう。

無責任な発言をした人だけでなく
無批判にその発言を拡散したメディアは
このような危険を発生させたという自覚を持ち
自らが発した危険な情報から国民を守るために
必要な情報を十分すぎるほど提供しなくてはならないと思います。

そうやって、私の常備薬イソジンも守りたいと思っています。





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コメント 3

Yamanaka

>甲状腺機能異常という概念を知らないために放置され、離婚して何年もたつのに、理由のない夫に対する恐怖感情が継続している人たち

 土井先生は「放置され」とおっしゃいますけど、成人になれば、人は皆、自分の人生に自分の言動に責任を持つのが当たり前です。他人から「それは被害妄想でしょう」「ヒステリーを起こしてますよ」と指摘され、「私は正常です。周りがおかしい」と開き直るような成人女性は、そのような言動や振る舞いを、大人として選んでいるのだから、仕方ない。
 仮に、その女性が「甲状腺機能異常」を原因として、ヒステリーを起こしやすい、被害妄想を起こしやすいことが判明しているとして、元夫の男性やその親族や親戚の人たちばかりでなく、一般の企業や役所の人たちも「そんな人とは関わりたくない」と思うのが普通でしょう。
 その女性のお子さんがかわいそうといえばかわいそうですけど、そうした女性を支援する弁護士や運動団体の人たちにとっては、マッチポンプ的に顧客を確保できるわけで、ある意味では好都合でしょうね。
 
by Yamanaka (2020-08-17 10:56) 

ぴーまんパパ

お疲れ様です。甲状腺の影響は身体・精神のあらゆるところに及びます。日本甲状腺学界は何やってるんだ、というくらいの認知レベルな気がします。
投薬をいい加減にすると命にも係る疾患なんですがね。でも実際にはPRをしているようです。
治療が必要な患者が240万人なのに対し、実際の患者数は45万人だそうです。但し、日本で一番患者の集まる会I病院に行くと、3時間待ちがザラだそうで、専門医が少ない状況があるのかもしれません。

https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/15/030900003/053100067/?P=2
by ぴーまんパパ (2020-09-10 22:22) 

ドイホー

ぴーまんパパ様いつも有益な情報ありがとうございます。甲状腺疾患だと気が付いても、一般的な内科に行くと精神的症状を訴えても対応しないで精神科に回された等の例がこの間もありました。どうも甲状腺の精神的影響について、関心のある先生も少ないようです。また、明らかな精神疾患にならない程度の被害妄想の類だと何らアドバイスすらされません。私がこんなことを言っていても仕方がないのですが、確かに何とかしてほしいところです。
by ドイホー (2020-09-14 16:56) 

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