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第13回 家族の在り方に関する他人の話は真に受けてはいけない 家族が良ければそれでよいという信念を持つ コロナ禍を活かした家族メンテナンスのヒント13 [家事]



新婚さんに対してアドバイスをする人がいます。
結婚生活のノウハウみたいな書籍やインターネット記事も目につきます。
しかし、親のアドバイスを筆頭に
百害あって一利なしということが多いと感じています。

一番注意をしなければならないのが、
「常識」というやつですね。
片づけをしないのは非常識だとか、
出来合いの総菜ばかり買ってくるのはいかがなものかとか。
自分の家ではこうしていたのにしていないのはおかしいとか。

結局「常識」という服を着せた誰かの意見にすぎません。

確かに、封建時代では、行動様式が画一的な時代がありました。
この時代はこうやって生活すれば
後ろ指をさされないで穏やかに暮らせるという約束がありました。

しかし、現代では、家族によって事情が大変異なります。
ほかのご家族では当てはまっても、
こちらのご家族では当てはまらないということばかりです。

それを、最初が肝心だとか、財布のひもはどっちが握るとか、
間違いだらけのアドバイスする人が実に多くいます。
無理に主導権を握ろうとするとか、無理に給料を渡さないために、
簡単に夫婦の心に亀裂が入ることがあります。

他人のアドバイスで行動してしまうと、
あなたの心が嫌がっていないのに、
言葉では別のことを言うということになってしまっています。

相手はあなたの反応を見て行動をしようとするものですから、
反応と違う言葉が出てしまうと、
何を基準に行動してよいのか分からなくなってしまいます。
無駄に不安になるわけです。

相手が喜ぶことを学習してそれをする。
相手が嫌がることを覚えてそれをしない
というのが夫婦なのだと思います。
他人の意見で行動するとそれができなくなってしまう。
万年床になっていようと、スーパーの総菜ばかり食べていようと
二人が良ければそれでよいわけです。

ただ、子どものこととか将来のこととか考えなければならない時に、
ゆっくりのんびり相談をして、双方が協力して二人が良いと思う行動ができれば
最高なわけです。

そのためには、嫌なことは嫌と安心して言える関係を作ること、
嬉しいことはうれしいとわかりやすく伝えること、
自分ができることをしても相手の心に負担を掛けないこと、
そういうことができる安心した関係を作ることが
すべての基礎になるのではないでしょうか。

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